「弁慶。あんたの、もうこんなにパンパンに腫らしてるんだ。やせ我慢しないでさ、素直に気持ち良いって言ったら?」
先端を指の腹で擦られ、弁慶の雄は湯の中でも淫らな蜜を溢れさせる。
胸の飾り、自身への愛撫に夢中になっていた矢先、熱い蕾の中に潜り込んでいた九郎の節くれ立った指が暴れ始めた。
「いわっ、…ぃっ、あぁん…くろ、ぅ…もっと、奥っ‥ッ、んぁ…はぁっ…あっ!そこぉ…ぁ、ぁっ…」
「ここなのか?このしこった場所が弱いんだな…よく締まるな、弁慶の中は。」
呆れを滲ませた言葉にさえ、身体がジュクジュクと疼き続けながら、三本になった指をきつく締め付けて。
バラバラに蠢かされると堪らず身体から吐息まで全て震え、抵抗に負けず腰を淫らに振り揺らす。
湯の上で長い蜂蜜色の髪は踊り、先から半ばまで水を含みしっとりと濡らしていく。
「もぅ、いかせてっ…ひゃっぁん…んぅ…」
両の手は、不安定な身体を支えようとそれぞれヒノエの九郎の肩に掛けられた。
「いいぜ?気が済むまでイかせてやるよ。」
「あんたが望むんならオレが手伝ってやってもいいぜ?」
「弁慶、お互いに気持ち良くなろう。」
次項