さしあげもの
□9300打感謝小説!!
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休日。
休日といえば、遅寝遅起き部屋でごろごろ!!
とかいう定番を自分の中で作ったのはさていつ頃だったか。
しかもその定番の中に、ある一人の人物が入り込んできたのはいつの頃からだったか。
「なー、コーヒー?紅茶ー?」
「コーヒー」
「砂糖二つな」
「ミルクもね」
俺の家なのに
俺が好きな休日なのに
俺の好きなソファーで俺の好きな本を読み、俺の好きなクッションに包まれてる。
なんなんだあいつは。
でも、でも
(いつからか、違和感は無い)
不思議なことに、慣れてしまったら今度は物足りなくなるだけで、どうしようもない自分が恥ずかしいようなそうでないような。
よく分からないもやもやが、そこまで嫌いじゃない自分はやはりどうにかしてる。
「ひば、はい」
「あぁありがとう」
かちゃんと音がたって、コーヒーは二つテーブルに並ぶ。
すると人一人分の隙間がソファに出来た。
クッションも返されて、隣には静かに本を読む雲雀が居て。
(おかしい・・・)
そう、おかしい
おかしい、けどさ。
(好きだな、とか・・・)
ふとしたときに感じる「あたたかい」と言う感情は、こういう時になるものだと
雲雀が休日来るようになってから分かった。
ちくしょう、ちくしょう
大好き、で、どうしよう!
end
(何を一人で百面相してるの、僕の可愛い獄寺隼人)
→.後書