さしあげもの

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海苔にたらこ、わさびにうめ。

最後にしゃけをスーパーのかごに入れたらレジへ持っていく。

僕のことを知らない奴なんて並盛には居ないからレジの定員は少々怯え気味だ。

まぁ、うん、そうだよね。

並盛の秩序雲雀恭弥が夜に、不良っぽい(ぽい?)獄寺隼人を連れてスーパーに来てるんだから。

しかも買ってるものはお茶漬けのもと。

しかも、しかも。買って買ってとせがんでいたのは獄寺隼人のほうなのだから。

傍から見たら、まるで獄寺隼人にパシられてる雲雀恭弥の図だ。

そりゃ誰がどう見ても可笑しな図だろう。


「まったく・・・これでいいの?」


色々な視線を受けながらスーパーを出て、帰路につく。
がさがさと音を立てながら揺れるお茶漬けの元を入れたスーパーの袋は、当たり前かのごとく僕の手に握られていて。


「隼人が食べたいって言い出したんだから自分で持てばいいのに・・・」

「えー、だってほら、寒いじゃん?」


・・・ぼくも、なんだけどね・・


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