さしあげもの

□流妃亜様への相互記念小説
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「ちょ、ひばっ、止めっ…」

「止めない」




だから学べっつってんだろ!!




現在進行形で俺、ピンチ。
何、何でこうなってんだよ。
目の前にはやけにニヤついた雲雀の顔、
俺の背にはふっかふかな応接室のソファ。
え、いやいやいやこれ俺落ちそうだし。


「ひばっ、なんなんだよ!!」

「何、って。こっちの科白でしょ」

「はぁ?!」


応接室に入った途端に腕を引かれて(俺が来るの分かってるみたいに、
何、と言う前に口をふさがれて(俺の行動が分かってるみたいで、
抵抗する前に、押し倒された(悔しいとかじゃなくて、


「んっ、ふ、うっ……」

「あは、感じちゃってるの?隼人可愛い…」


雲雀は変なところで器用だ。
キスをしながら、息もおぼつかない俺のシャツの中に手を入れて。
それによって余計に息が苦しくなってる俺、
そして全然息を乱してない雲雀。


「や、ぁ……っ」

「顔真っ赤だよ、やだ、なんてよく言えるよね」


雲雀は、変態だ!!
何かやけに俺の胸とか乳首とか触ってきて!!
やだやだっって言ってるのに、でも、


「やだ、って思ってないもんね」

「ち、がぁっ…」

「ふふっ、ここ、ぷっくりしてるよ?」


き、もち良いとか…!!
もう本当に息が苦しくて、雲雀の背中にぎゅうって抱きつく。
更に密着する俺と雲雀、雲雀は手を動かしづらそう。


「隼人……ちょっと我慢ね」

「う、やぁっ」


なんて思ってたらそうでもなかったみたいで、こんちくしょっ
俺のズボンとパンツを一気にずり下げやがった!!


「やぁあっ雲雀やだっ…!!」

「嫌なの?こんなにさせてるくせにね」


見らてれるのが恥ずかしくて、絶対俺の顔は真っ赤だ!!
目をぎゅってつぶったら、雲雀がそっと目の上に手を置く。
この暗闇は、心地いい。


「ひ、ばぁ…?」

「隼人、目開けて?寂しいじゃない」


なんて言われたら開けざるを得ないだろ!!
そっと開けると、優しい雲雀の笑顔が見えた。
ら良かったのにな!!
いやらしく雲雀の人差し指と中指が俺の口の中をかき回してくる。


「ふ、うむぅっ」

「ははっ苦しそうだね隼人……」


ちゅっとおでこにキスをされ、あぁ、今日も流される……
なんて思っていたら、あれ…………?




「隼人、起きたの?」

「ふ、ぇ…?」


雲雀の声が上から聞こえる。
うん、上は上でも……え、ちょっ、


「な、に…」

「隼人ったら僕の膝の上で寝ちゃうんだもの、痺れたよ」

「へ、あ、ぅぇっ……!!」


ゆ、夢かぁーーーーーー!!
あれ夢かぁーーーー?!
ちょっえ、ゆめかぁぁああぁぁあぁ?!


「俺の変態ーーー!!」

「ちょっ隼人どこいくの?!」




END

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