POEM3
□T.Kへの手紙
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アタシねアナタの泣き顔ってあんまり見た事ないの。
アタシは多分、アナタにたくさんの涙を見せた事があると思う。
アナタが泣かないのはなんで?
アタシの前でも泣けないの?
いつも頼りないよね。
アタシ。
アナタに頼ってばっかりで一人じゃ何もできない。
そんなちっぽけな奴。
でももし、アナタが頼ってきたら何でもしてあげようって心に決めてるの。
少しでも笑ってくれるようにって。
少しでも辛い思いしないようにって。
泣きたいときは強がらないでいいのに。
泣けばいいのに。
夜中に一人で泣いたりしないでよ。
アタシが悲しいんだよ。
お節介かもしれないね。
こんなのウザイかもしれない。
でも心配くらいさせてね。
アタシを救ったのはアナタだよ。
手を最初に差し伸べてくれたのはアナタ。
たった一人だったよ。
アタシが辛くて泣いている時一番近くで、
でも何も言わずに見守ってくれてたのはアナタ。
たった一人でした。
たった…たった一人のアナタでした。