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ジャンル雑多に思いついたネタをざかざかと。
メモ的突発分
SSSS(スーパーしょっぱいショートストーリー)
超短文
である事をご容赦下さい。
◆no title 

「青いラベンダー、緑のマンネンロウ」
歌うように、実際軽やかなリズムを持って呟かれた言葉に顔を上げた。
金色の髪が揺れて、桃色の唇を掠める。
「ぼくが女王様になれば…君は?」
「…君が王様じゃなくていいのかい?ディオ」
「構わないさ。君と僕はベッドの中…さぁ、ジョジョ」
誘う指に逆らえない。
ジョナディオ

2014/02/21(Fri) 00:33 

◆no title 

「そうさ。ジョジョ、君が絹のシャツに腕を通していた時、僕は綿のシャツを着ていたように。君が食べきれないほどの贅沢な食事をしていた時、冷たく乾燥したパンを薄めたスープでふやかしていたように。君が温かく柔らかなベッドで夢を見ていた時、僕が安い宿の薄いベッドの上で服を脱いだように。」
「みんな、神様っていうくそ野郎の思し召しってやつさ。」
ディオ

2014/02/21(Fri) 00:33 

◆no title 

「病めるときも、健やかなる時も…君を愛し続ける事を誓うよ」
フォレストグリーンの目が、真っ直ぐに質量を伴うほどの強さで突き刺さる。
戯れに言い出した誓いの言葉を神父の前でも、ましてや神様の前でもない。
ベッドの上でなんて、僕達らしい。
「当然だろう、間抜け」
#ブライダル腐ェア ジョナディオ

2014/02/21(Fri) 00:32 

◆no title 

ジョースター家に養子になって3年目の春。
毎年、この季節になるとこの屋敷中が浮足立った雰囲気になる。
それに触発されたと言えばいいのか、目の前の置かれたグリーンの包み紙の箱を見て、また深く溜息を吐いた。
「このディオが…どうしてあいつにプレゼントなんてものを…ッ!」
#2013ジョナ誕 ジョナディオ

2014/02/21(Fri) 00:32 

◆no title 

「ジョナサン」
ジョジョ、と呼んでいた彼女がジョナサンと僕を呼ぶ様になったのはまだ最近で、衿足を逆なでされたようなくすぐったさがある。
「誕生日おめでとうございます…貴方が生まれてきてくれた今日が、とても嬉しいの」
彼女の鮮やかな空色に添える様に、感謝のキスをした。 
#2013ジョナ誕 ジョナエリ

2014/02/21(Fri) 00:32 

◆no title 

ジョースターさん、と呼ぶ台風のような彼が一度も現れなかった誕生日。
彼と誕生日を祝う約束はしてない。
けど、どこかで彼は祝ってくれるだろうと、自惚れていた。
コン。
窓に微かな音。
窓辺へ近づけば、眼下に大きな包みを持った友人。
「ジョースターさぁん!遅くなりました!」
#2013ジョナ誕 スピードワゴン

2014/02/21(Fri) 00:31 

◆no title 

近出たばかりの考古学の発表論文集。
新しい万年筆。
好きなブランドのネクタイピン。
欲しい物はたくさんある。
けれど、欲しい者はいつだって、たった一人。
僕にだけ、意地の悪い面を見せる。
僕の義兄弟。
「ねぇ、誕生日のプレゼントは、君が欲しいんだ。ディオ」
#2013ジョナ誕 ジョナディオ

2014/02/21(Fri) 00:31 

◆no title 

気が付けば日付が変わるまで残り一時間弱。
「くそ…!このディオが…」
ベッドに乱暴に箱を投げる。
中身はただのネクタイピンだから壊れ物じゃない。
けど、僕の趣味のデザインじゃあない。
「ジョジョのくせに…この僕の手をこんなに煩わせた事を後悔させてやるからな…っ」
#2013ジョナ誕 ジョナディオ

2014/02/21(Fri) 00:31 

◆no title 

きっと何をあげても喜んでくれると思う。
ジョナサンは優しい人だから。
でも、だからこそ一番喜んでくれるものをプレゼントしたいと思ったのに。
「ジョナサンごめんなさい…迷っているうちに当日になってしまったの…」
「いいや…君が悩んでくれた時間がプレゼントだよ、エリナ」
#2013ジョナ誕 ジョナエリ

2014/02/21(Fri) 00:30 

◆ジョナディオ 

深く呼吸をしてジョジョの部屋をノック。
「はい…ディオ…っ?」
間髪入れずにリボンがくしゃくしゃになった箱を差し出す。
「ほら、一応用意してやったからなこのディオがこんな事するのは今日だけ、…ッ!」
言葉は最後まで紡がれず僕の体はジョジョの腕に捕えられる。
逃げられない
#2013ジョナ誕 ジョナディオ

2014/02/21(Fri) 00:30 

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