スマブラ部屋

□七夕の夜。
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「ロイ!ローイッ!!!起きろよ!!!」


「何だよ…」


耳元でかなりの騒音が聞こえる。五月蝿い。
今日はチビの乱闘練習に付き合ったんだから疲れてんだ。寝かせてくれ。

と言わんばかりに、ロイは騒音発生器、リンクを最大限に睨みを利かせて見る。

しかし寝起きなので、目はトロンとしていて、睨んでも全く怖くない。
…むしろ


「ホント、お前ってかわいいよnゴスッ



…リンクが言い終わらないうちに、
ロイは近くにあったクーラーのリモコンを頭めがけて投げつけた。
即座にリンクは苦痛の声を漏らす。




「…そんななこと言う為に起こしたのか?」


只今の時刻、PM10時38分。


頭を抱え、蹲るリンクに、追い討ちとばかりに
冷たい言葉を浴びせるロイであった。


「…そんなわけ無いだろ…」


リンクは頭を押さえながら否定の言葉を口に出す。



「じゃあ何だよ…」

「…今日は何日?」

「七月七日。」

「だから?」

「何だよ?」

「七夕じゃーん」

「あ、そういえば。」


超単語的な会話だが、しっかりと意図は通じているようだ。
ロイは、忘れてたと、ぽんっと手を叩く。


「だーかーらっ!行こうぜ、外!」

「あちーじゃん。」

「そんなこと言わない!行くぞ!」

「ぎゃああぁぁぁぁ…」


有無を言わさずに、リンクはロイを引張り、外へと連れ出した。






















「オイ、フォックス…」

「何?」

「あちい。」

「我慢しろって。もうすぐリンクたちも来るから。」

「…どんな根拠があってそんなこと言えるんだ?」

「…根拠?なにそれおいしいn「死ねテメー。」

「ごめんなさいすいませんだから手刀下ろして…」

「…ファルコ、下ろしてやれ…」

「ちっ…わぁーったよ…って何でメタナイトがココに居る。」

「アイクにたたき起こされ連行された。」
「俺が連行した。」

「見事にはもったなオイ。」

「ファルコー…眠い…」

「僕もー…」

「ネス!?リュカ!?お前等も居たのかよ!?」

「…さっきからずっと居ましたよ?」

「リュカー、ファルコはね、鳥だから鳥目で、暗いところじゃ目が利かないんだよ。」

「へー、そうなんですかー…有難う御座います、先輩!」

「ネス…誰が鳥だ…あぁ?」

「だって原型鳥じゃん。」

「明日覚えとけ。(怒」

「…つか俺殆ど空気だな。」

「テメーにゃお似合いだファックス。」

「ファックス!?酷!!!俺ファクシミリじゃねぇし!!!」

「…確かにナレーションが『フォックス』と読むとき、『ファックス』と聞こえなくも無いな…」

「そういえばそうだよな。」

「メタナイトもアイクも酷ぇ…」

「あ、そーこー言ってる内にリンクとロイ来たみたいだよ!」





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