スマブラ部屋
□脅威の…
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「離せ。」
「いーやーだー!」
…この掛け合いが数十分続いている。
正直に言う。
だりぃ。
マジでだりぃ。
なんでこんな我侭リーダーに付きまとわれなきゃならないんだっつの。
べたべたすんじゃねぇっ!
「離せ。そして離れろ。」
「嫌だ!俺今日は離れないっ!」
…フォックス…
お前なんか今日ヘンだぞ!?
相変わらず当の本人はニコニコしながらくっついて来やがる。
コイツ毒キノコでも食ったか!?
いやでも姫たちが作る料理で中毒はまずありえねぇし…。
よし。
「とりあえず離せ。」
「やだ。」
「離せっつの。」
「絶対やだ。」
「離せ離せ離せHA☆NA☆SE☆!」
「最後のやつなに?完全にファルコキャラ崩壊?」
「今のてめぇに言われたかねぇよ。
管理人が困った時はローマ字にして一文字の間に☆挟めって
言ってたからやってみただけだっつの。」
「なんだそりゃ。」
「俺に聞くなよ。」
俺は肩をすくめて、溜息をつく。
次の瞬間、フォックスの目が
キラーン☆
と言う効果音がぴったりなほどに光った。
「…すきありぃっ!」
だきっ
「………!!!」
ゴンッ!!!!!
「いってぇぇぇぇ!!!!!!
なにも思いっきり殴らなくったって…」
「全然思いっきりじゃねぇよ馬鹿リーダー。」
「…ファルコの馬鹿力…」
「…歯ァ食いしばれこの野郎…」
…ここが俺らの部屋でよかった…。
廊下とかだったら確実にヤベェよ…
あぶねぇあぶねぇ…
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