書庫-壱-


□愛シイ時間
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ジリリリリリリ・・・・・!!

朝7:00。
いつもと同じ時間、目覚ましのベルが鳴る。
あまりの音量に、政宗は布団を被り、ぐっとこらえると、目覚ましはしばらくして音を止める。
ホッと、さぁもう一度寝るか、とウトウトした時

「こらーーー!!!!政宗殿、起きるでござる!!」

バッターン!
扉が開き、容赦ない恋人の声が家中に響いた。


◇◇◇◇



布団の中で、眠い目をこする政宗に、幸村は頬をふくらませる。
両腕を腰に置き、仁王立ちをして政宗を見下ろしていた。
政宗と幸村は別の学校に通っている。
だが、何かの気まぐれで、突然政宗を迎えにくることがあった。
週に一度、それくらいのペースで。

「そうやって、いつもダラダラと・・」
「うわぁ!!」

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