書庫-壱-


□狡猾ナ制裁
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「やぁだ・・ま、さ・・」

幸村の頬にいくつもの涙がこぼれた。
身動きのままならない体で、必死に抵抗するが、それも徒労に終わる。

なぜ政宗殿は怒っているのだろう。

付き合いだしてから、政宗の嫉妬心が強いことは分かってはいた。
声にしては言わないが、政宗の前で誰かと話をしたりしていると、冷ややかに見つめる政宗の姿があったから。

だから・・気をつけていたのに・・・

「どうせなら、下も確認しなくちゃなぁ?」
「えっ・・・」

カチャカチャと幸村のズボンと下着を脱がせ始める。
そこには胸への愛撫だけで息づいたものが、更なる刺激を求めて濡れ光っていた。

「あっ・・やぁ」
「やっぱり、あれだけで感じてんだ」

カァっと顔に一気に血がのぼる。
政宗は指で先端をゆっくりと円を描くように撫でる。

「んっ・・・ひぁ、あぁん」

溢れ始めた雫は政宗の与える刺激によって、誘発された。
幸村は残った力で、勃起してしまっているソコを少しでも隠そうと、必死で足を閉じようとする。

「何だ、幸村。恥ずかしいのか?いつもしてるんだ、今更じゃねーか?」


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