書庫-壱-
□狡猾ナ制裁
5ページ/15ページ
「やぁだ・・ま、さ・・」
幸村の頬にいくつもの涙がこぼれた。
身動きのままならない体で、必死に抵抗するが、それも徒労に終わる。
なぜ政宗殿は怒っているのだろう。
付き合いだしてから、政宗の嫉妬心が強いことは分かってはいた。
声にしては言わないが、政宗の前で誰かと話をしたりしていると、冷ややかに見つめる政宗の姿があったから。
だから・・気をつけていたのに・・・
「どうせなら、下も確認しなくちゃなぁ?」
「えっ・・・」
カチャカチャと幸村のズボンと下着を脱がせ始める。
そこには胸への愛撫だけで息づいたものが、更なる刺激を求めて濡れ光っていた。
「あっ・・やぁ」
「やっぱり、あれだけで感じてんだ」
カァっと顔に一気に血がのぼる。
政宗は指で先端をゆっくりと円を描くように撫でる。
「んっ・・・ひぁ、あぁん」
溢れ始めた雫は政宗の与える刺激によって、誘発された。
幸村は残った力で、勃起してしまっているソコを少しでも隠そうと、必死で足を閉じようとする。
「何だ、幸村。恥ずかしいのか?いつもしてるんだ、今更じゃねーか?」
.