☆ミ

□第3話 ユーフェミアの一日☆ミ
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《第3話》



天使のナナリーと出会い、人間になれる『魔法』をもらってから2週間が経った。



そして、日が経つに連れユーフェミアが猫から人間になるタイミングがようやく分かってきた。



AM 5:50───。



「スースー……」



スザクの腕の中で眠る“にゃんこ”のユーフェミア。


「……スザクさん……



寝言を言いながら眠るにゃんこに変化が……。





AM 5:55───。


目覚まし時計よりも正確にパチッと目を覚ましたスザクさん。

「そろそろだな」



スザクはユーフェミアを起こさないように、ネグリジェを着せる。



そして……




AM6:00───。


ユーフェミアの身体が光り出し、『子猫』の身体から『人間』の身体へと変化した。



ピンク色のわたあめの様なふわふわの髪を手で優しく撫でながら可愛い寝顔を眺める。





天使ナナリーが掛けた魔法にはある条件があり……



AM6時〜PM9時……人間


PM9時〜翌朝6時……猫



という様に変身してる時間が決まっている事が判明。



その為、毎朝この時間になるとスザクは『にゃんこ』のユーフェミアにパジャマやネグリジェを着せてスタンバイする。



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