odai&prezent

□贈り物
1ページ/1ページ

雨、降ってるね。


「(・・・やまない)」


今日、部活あるのかな・・・。
雨の日でもやるところはやるのかな?
野球部・・・どうだろうか。
でも、今日の天気予報は一応曇りのち晴れ。
なのに、雨・・・。


「天気予報の馬鹿やろーう・・・」


机に伏せながら足をぶらぶらさせて湿気をたっぷり吸い込んだ空気を蹴る。
雨の日は本当に大嫌い。

髪はやばいし、暗いし、なにより部活が見られないのが寂しいよ・・・。
野球部がバットでボールを打ったときの音、汗流して地面を蹴るみんなを見て彼氏である準太を待つ。
それがあたしの楽しみなんだよ。


「(つまーんない・・・)」


そういえば準太はどこにいるんだろう。
ミーティングかな・・・?
とりあえず、帰ってくるまで待ってよう。


「準太―暇だよー。彼女放っておいてなにしてんだよー」

「おい、帰るぞ」

「・・・・・遅い」

「わり」

「雨・・・まだ降ってるの?」

「あ、晴れてきた」

「・・・ホント?」


窓を見ると大きな虹のアーチが町の遠くに広がっていた。


「ね、今日はちょっと遠回りして帰ろうよ」


準太の手を握って、あの虹をくぐれるくらいまで遠くに行こう。



雨天はカップルが嫌いらしい



(雨はあたしたちを嫌ってるんだよっ!!!)
(はぁ?!)



───
ミフィ様のみお持ち帰りOK
こんな短くてすいません!!
でも愛はたっぷり!!←


---
のあたんから頂いた準太夢でした…!可愛い可愛い!!

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ