小説

□イジワルなアイツ
2ページ/16ページ




そう‥‥


俺はミヌのことが好きだ…。



ミヌに自分の気持ちを伝えたことはないが、ミヌは気付いているみたい…


ミヌもそのことについては俺に何も聞いてこない…


それに、ミヌにはキレイな彼女がいる…。
俺も何度か会ったことはあるが、すごくイイ子だった。
すごくお似合いな2人…。


その時の俺は、作り笑いをするのに必死だったことを覚えてる…。

毎日幸せそうなミヌを見てるのが辛かった…。


この頃はまだ俺の気持ちはミヌにバレてなかったと思う…。





ミヌがどうして気付いたかは分からない…

自分の気持ちは必死で抑えてたから…。


でもある時から、ミヌの俺に対する行動が変わった気がした…。
もともとミヌは、他のメンバーにもよく抱き付いたりする方だったけど、俺には必要以上に触れたり、抱き付いたりすることが多くなった…。






そのたびに俺の心は締め付けられる…


ミヌの一言一言にドキッとし…


ミヌの一つ一つの行動が俺を苦しめる…


辛い…苦しい…



ミヌにもうやめてくれと言えば、この関係はすぐに終わるはず…



だって俺が一方的に好きなだけだから…

 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ