小説
□イジワルなアイツ
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そう‥‥
俺はミヌのことが好きだ…。
ミヌに自分の気持ちを伝えたことはないが、ミヌは気付いているみたい…
ミヌもそのことについては俺に何も聞いてこない…
それに、ミヌにはキレイな彼女がいる…。
俺も何度か会ったことはあるが、すごくイイ子だった。
すごくお似合いな2人…。
その時の俺は、作り笑いをするのに必死だったことを覚えてる…。
毎日幸せそうなミヌを見てるのが辛かった…。
この頃はまだ俺の気持ちはミヌにバレてなかったと思う…。
ミヌがどうして気付いたかは分からない…
自分の気持ちは必死で抑えてたから…。
でもある時から、ミヌの俺に対する行動が変わった気がした…。
もともとミヌは、他のメンバーにもよく抱き付いたりする方だったけど、俺には必要以上に触れたり、抱き付いたりすることが多くなった…。
そのたびに俺の心は締め付けられる…
ミヌの一言一言にドキッとし…
ミヌの一つ一つの行動が俺を苦しめる…
辛い…苦しい…
ミヌにもうやめてくれと言えば、この関係はすぐに終わるはず…
だって俺が一方的に好きなだけだから…