小説
□ある日の2人
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たまたま楽屋が俺とミヌで隣同士になったある日―――
トントン
「はい。」
『ヘソ〜ンッ!!』
むぎゅっ!!
「うっ‥‥苦しっ―――」
勢い良く抱き付かれた俺‥‥
『ヘソン〜♪』
ものすごぉ〜くニコニコしているミヌ‥‥
「何だよぉ〜急に抱き付いてくるなよ‥‥」
そう言いながら、さり気なく抱き付いてるミヌを引き剥がしてみる俺‥‥
『ひどぉ〜いっ!!なんか冷たい、その言い方ぁーーーっ!!』
頑張って引き剥がした甲斐も虚しく、また抱き付かれた俺‥‥
「ハァ〜‥」
思わず出てしまったため息に―――
『何でそこでため息つくわけぇ〜?ヒドいっ!!俺の事‥嫌いなのかっ?』
「ハァ〜‥そんな事、言ってないだろ?」
あっ!!しまった‥またため息が‥‥そう思った瞬間―――
『あぁーーーーーーっ!!』
ミヌが叫んだ‥‥