小説

□君のぬくもり…
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『今日‥‥冷えるね‥‥。』
そう言ったミヌの身体が少し震えていた‥‥。



「そうだね‥‥。」
俺は、後ろからミヌを抱き締めている腕に少し力を込めた。







ふかふかのじゅうたんの上で、毛布にくるまりながら、俺達は部屋の窓から夜景を見ていた。






静かに過ごす二人だけの時間‥‥



俺達にはこの時間はなくてはならないもの‥‥。






『ヘソン…久し振りだね‥‥こんな風に一緒にいるの‥‥。』


「そうだね‥‥寂しかった…?」


『うん‥‥すごく会いたかった‥‥。』


「俺もだよ‥‥こうやって早くミヌのこと抱き締めたかった‥‥。」
ミヌが俺の腕をギュッと掴んだ‥‥。




「ミヌ…?」






『時々…不安になるんだ…

いつか…俺達にも別れなきゃいけない時が来るかと思うと‥‥。



すごく‥‥不安なんだ‥‥。』
ミヌは俺の腕に顔を埋めた…。

 
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