小説
□イジワルなアイツ
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俺達は今、日本に来ている。
日本でコンサートがある為だ。
トントン
「はい。」
『オレ。』
ガチャ
『//ヘソ〜ン♪』
「うわっ!?」
勢いよく入って来たミヌのせいで俺はベットに押し倒された。
「痛っ!!」
『会いたかったよぉ〜ん♪』
「何言ってんだよ…朝からずっと一緒にいただろ?」
『いいじゃんっ♪そう言う気分だったの!!』
「どんな気分だよ…全く‥‥。」
『えへへ〜♪』
可愛い顔するなぁー、コイツは。
「笑ってもダメっ!重い…んだけど…。」
『いいじゃん♪』
と言って俺の腰に抱き付いて動かなくなった。
「『・・・。』」
「あのぉ〜、ミヌ君?」
『なにっ??』
「もしかしてこのまましばらく抱き付いてる気?」
『//うんっ♪』
うっ!また可愛い顔しやがってっ!!
絶対ワザとだっ!!
「‥‥そう。なら俺本読むから、一回起きるよ。」
枕に寄りかかる体勢で座り直した。その間もミヌは俺の腰に抱き付いたままでいた。
たぶん…ミヌは俺の気持ちに気付いてる…
俺の気持ちを知ってるからカラかってるんだ…。