平凡アワー
□平凡アワー その2
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「もういいです。」
「…そう?ならいいんだけど。じゃ泉君の席はそこね。」
先生は苦笑いをすると窓際の一番後ろの席を指差す。なかなかいい席じゃん!とか思っていると何とその隣の席には見慣れた顔、源三が居た。
おぉ!源三じゃん。よかったー、これで源三が居なかったらこのクラスでやってけないよ。ラッキー!
「よろしくね〜。」
「あぁ、よろしく。」
やっぱ可愛い。こんなに可愛い友達って自慢だよな〜っていうかもう源三が居れば他に友達出来なくてもいいや。
初日にして早くも友達百人計画は断念した。