平凡アワー

□平凡アワー その7
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「いやっ…やだって。」





くそ、どうしてこんなことに…


「はぁ?何が嫌なんだ〜、ここ、こんなにしてるくせに。気持ちいいんだろ?」

「ん、あぁん!」




誰か嘘だと言ってくれ。









体育祭の翌日、振替で休みになったから久しぶりに爺ちゃんに会いに理事長室へ行ったんだ。

学園生活のこと、特に体育祭について話した。爺ちゃんは開会式の後は仕事で学園を離れていたそうで、リレーでの俺の活躍を知らないらしい。
だから事細かに頑張ったと説明してほめてもらったりして、とにかく楽しい時間だった。

その後、機嫌良く理事長室を出るとまだ時間があるのにやることも無いので学園を探検してみようかな〜と思ったんだ。

まだ殆ど把握出来てないから今日で完璧に覚えよう!










それがいけなかった。

この学園は同性愛者が多くて、親衛隊なんてものがあるほど現実離れした場所だ。


今まで危険があってもその度助けられていたから、その異常さを忘れていたのかもしれない。

何だかんだで平和に過ごしていたし、正直油断していた。



 
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