暖かい湯の中で、我が身は軽やかに舞う……

女湯から聞こえてた白龍の神子と対の神子の声が絶え、仲間の半数が去ってからどれくらいが経ったのか。

のぼせそうなくらい、愛しい者たちから色事の愛撫を繰り出されてきた。
勿論、膝立ちの状態で。

「んぁあっ…ゃっ、はっあ…ンッ!ぁ、そこ、ばっかり…ひぁあん…」


男三人の手が、湯の中で白雪のように白い弁慶の肌をそれぞれ優しく、時に強くまさぐり。

女人とも思わせるような甘く艶やかな声が、赤く腫れた口唇から絶えず零れゆく。


「なんで?ここ、弄られんの好きだろ?」


将臣の低く男性的な声が、吐息が、赤く染まっている耳朶を悪戯に甘く擽る。

背後から回る大きな手が、小さな小さな実を摘みあげた。


「…ふぁ、ん…ぁ、ぁあっ…くろ、も…ヒノ、っも……んんっ…」


ビクビクと身体が震え、将臣の逞しい胸板に凭れるようにしながら、快感を享受していることを九郎とヒノエにも伝え。

弁慶の雄を握る、幼さを残すヒノエの手が激しく上下に揺れて扱かれその回りから幾重にも波紋を織り成していく。



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