遙葉書

□キン●ョール
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将臣と弁慶が“ソウイウ仲”になってる事は、前々から知っていた。

俺だって伊達に恋愛してきた訳じゃない。

恋愛に関しては右に出る奴なんざいない、って位の百戦錬磨…まぁ所謂“ぷれいぼーい”って奴だ。

でも、なぁ…

流石の俺でも、自分の叔父が男とデキてて、しかも受だなんて…気持ちの良い話じゃないよな。

確かに弁慶は俺から見ても綺麗で、仕草も男っぽくない時がよくある。

でも、やっぱり叔父は叔父な訳で……



俺は溜め息をつきながら将臣に借りた“じーじゃん ”を返しに、二階へ向かった。

すると、扉越しに二人分の声が漏れ聞こえてきた。

あぁ、ぜってぇアイツ等だ…

微妙な恐怖感を抱いたまま、俺は扉の前で立ち止まった。

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