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□感情2
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―理事長室―



「いゃ〜!!君が渇君か!!
頭良いんだって?!噂は満水(ココでは、警視総監の事)から聞いてるょ!!

ようこそ!我が代四校、白松学園へ!!」



男と別れてからオレはすぐに理事長室へとむかった。

道が分からなかったので、とりあえず歩いてみる事にした。

すると、案内棒が立ってある事に気付いたので、その通り進んでみたら、とりあえず着いた。
という感じだ。


部屋に入ってから、理事長はずっとこのテンションである。

オレは頷いているだけだ。


「ところで渇君。君はいろいろと慣れてない所があるらしいね?(その点は私の息子のようだ。)」

『はぃ。』

渇は男との会話を思い出す。

『(多分、学校や、人間関係だろう。

後は、、、欲か。)』


「いゃ〜!!それでね、私も考えてみたんだが、将来警察に仕えると言うじゃないか?!」

『えぇ。まぁ。』

「それでね、潤君と供に行動するのはどうかと思ったんだが?!」


『潤君って、総監の、、、』

―ガチャ〜ン!!

「南条サン!!(驚き?!理事長デス!!)
何ですか?あの荷物は?
俺様の部屋の5分の1に他人の荷物が入っているんですが?
聞くところによると、南条サンの指示だとか。」

「あぁ。丁度良かった。
潤君。君も座りなさぃ。」

「座りなさいって、俺様の話。って、誰ですか?この薄暗は。」

「薄暗って、潤君、こちらは心無 渇君。君の父の推薦で来た、君の将来の秘書だ。」

「渇君。この傲慢な俺様野郎君が、警視総監、満水の息子の満水 潤だ。」

「潤。君には今日から3年間この子と一緒に生活して貰うから。よろしく頼むね。」

「何ですかソレ?!何で俺様がこんな薄暗と!!処理機にもならねぇ。」

―ビクッ。
処理機の言葉に渇は肩が自然と震えた。

「潤!!」

南条は潤の暴走を止め、渇を見た。

渇は無言だ。


―プルル、プルル―

3人の沈黙を破るかのように、電話がなった。

「私は仕事だ。潤、渇を頼む。まずは案内と我が校のシステムについて頼むな。

じゃぁ、渇君頑張りたまえ。」

最後に南条は息子を見るように微笑み、部屋の奥へと消えた。


「オィ。薄暗。
俺様の将来の何だか知らないがな、お前は俺様の本性を見た。」

『本性って。普段は違うって事?』

「良いから聞け。もし、俺様の足を引っ張るような事をしてみろ。
もっと薄暗の世界へ落としてゃるからな。」

「来い。」

―ふぅ。
渇は何故か分からないが、自然と深い息が出た。
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