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□追想
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貴方の居ない世界で見る貴方の夢。
それは小さい頃の思い出だったり、"あの日の"出来事だったり…。
貴方と私が笑い合ってる夢なの。
ねぇ、貴方は今…笑っていますか?
今日もまた、貴方の夢を見たよ。
夢の中でも貴方に会えるだけで充分なの。
だけど、貴方の居ない世界で貴方の夢を見ると心が痛い気がするのは何でかな?
ねぇ…あの頃みたいに私は笑えている?
追想
(君にそんな顔をさせたくなくて夜な夜な夢に出ているのに)
(君が苦しんでいるのは分かっているけど、夢に出ないと君が更に遠ざかっていきそうで…
怖いんだ)
(君を苦しませて、ごめん)
そして想いはすれ違う。
(いつか貴方とまた会える時がくるとしたら、その時にはあの頃みたいに笑えているよね?)