スマブラ短編

□マリ太郎
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どうやら二人は竜宮城には入れてもらえないようです。二人は玉手箱をもらってさっさと帰ることになりました。



「大小二つあるね、兄さ...マリ太郎さん、どっちがいい?」



「俺おっきい方!!!絶対!!!」



「.....はいはい..」



欲張りなマリ太郎は、すぐに大きい玉手箱を選び、ルイージは小さい箱をもらいました。




「それじゃ、さよならピーチ姫」



「二人とも気をつけてね!」



ピーチ姫に分かれを告げたマリ太郎とルイージは、元来た道を再び命懸けで戻りました。



「さぁ!ルイージ、早く玉手箱を開けよう!」



「そうだね、じゃあ僕から。」



ルイージは小さい玉手箱を開けました。そこには...



「...図書券500円分?」



ピーチ姫はケチでした。



「ナレーターうるさいわよ!!」←海から




すいません。



コホン..図書券にがっかりした二人はマリ太郎のもらった大きい玉手箱に期待しました。



「やっぱりこっちにすげー宝物が入ってるんだな!」



「そうだね!こんなに大きいんだから、きっと金銀ダイヤモンド...」



「宝物の配分は俺8割ルイージ2割な。」



「えぇ!?そんな、マリたろ...兄さん、それはないよ!!僕5割兄さん5割でいいじゃないか!!!」



「ふざけんな!俺が.....!」



「僕だってたまには......!!」



ギャースカギャースカ!ワーワー!!ドッカーン!!!



二人の醜い争いはその後三時間続きました。



「はぁはぁ...わかったよ...二人で半分ずつにしよう...」



「やった!ありがとう兄さん!」



何とか折半で合意した二人は、いよいよ玉手箱に手を掛けました。



「開けるぞ!」



「うん!」



そこには.....!





















「ガーハッハッハッハ!!!まんまとダマされおった!マリオ!さっきはよくもやってくれたな!」



先程マリ太郎に投げ飛ばされたカメ...いやクッパが入っていました。
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