スマブラ短編
□顔合わせのはずが...
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スマッシュ城内。マスターとクレイジーはいつもよりそわそわしている。
それもそのはず、今日はいよいよ、今大会の出場選手がやってくるのである。
「なぁ、右手。戦士たちはまだか?」
クレイジーは待ちきれないとばかりに言う。
「落ち着け左手。私だって早く来て欲しいさ。」
そうだっ、とマスターは気付いたように、
「いいか左手。くれぐれもこの城内で暴れてくれるなよ。私達が戦士達と戦えるのはスタジアムのみだ。」
と、クレイジーに注意した。
それにクレイジーは面倒くさそうに返事をする。
「わかってるよ。それは何度も聞いたさ。」
「なら良いが。」
「さぁ、そろそろ来る頃だぞ。」
ピシュンッ!
マスターがそう言った直後突如彼らの前にワープゾーンが現れた。
「そら来た。」
マスターは上機嫌だ。そこからは四人の人物がでてきていた。
「やぁ、マスター!久し振り!」
赤い帽子とヒゲがトレードマークの、マリオだ。それに続き、ルイージ、ピーチ、クッパが次々声をかける。
「うぅっ…また僕も呼んでくれたんだね…嬉しいよ…」
ルイージはいきなり半泣きになっている。