スマブラ短編

□右と左
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ここはスマッシュ城。これから行われる大会の際、ここに集う戦士たちの住居となる。
そんなこの城を作り出したのは彼、マスターハンドだ。

「やれやれ、ようやく完成だ。」

「後は...」

ドコッ!!

「招待客を...」

バキッ!!

「待つだけか...」

ガッチャーン!!!!!

「ってクォラァ!何しとんじゃ左手!!」

マスターの目に入ったのは、無残に破壊された城の壁と、それをとても楽しそうに実行している左手、もといクレイジーハンドの姿だった。

「よぉ、右手!わざわざ俺のためにこんなに破壊しがいのある城を作ってくれて悪いな!」

クレイジーに反省の色は全くない。だがこれはしょうがないのである。元々右手のマスターは人の創造心の化身、対して左手のクレイジーは破壊心の化身のようなものだ。

「あぁ...また修理か...」

マスターは苦労人なのだ。

彼が嘆いている今も、左手はそれは楽しそうにどんどん城を壊していった。


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