中
□鬼の目にも
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「…エルマタドーラ」
「ん?」
さくさくと音を立てながら白銀の中を二人で進んでいると突如王ドラが声をかけた
「僕らは親友…ですよね?ずっと」
「当たり前だろ?なんてったって我ら、ドラえもんズ〜!なんだからな」
エルがドラえもんの声マネをしながら言う
そう、私たちは不滅の友情を誓ったドラえもんズだ
「そう…ですね…それ以上でも以下でもない、親友です」
「そりゃそうだろ。どうしたんだよ急に?」
はは、分からない方がいい
だって、親友が親友に恋心を抱くなんてありえない事でしょう?
でも、何故か、
涙が出そうですよ
(鬼の目にも涙ってやつですかね?)