詩
□闇光
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星が散らばる
空を見て
急に不安を覚えた
深くなっていく闇が
カラダを
蝕んでいくようだった
落ちていく陽の色彩は
まるで虹のよう
赤は遠く
黄色は混ざり
青は深みを増していく
鮮やかなようで
切ない
吸い込まれるような色
研ぎ澄まされた精神の中で
溢れ出した
寂しさは
涙となって
頬をつたい
隠された想いが
零れ落ちる
瞳から落ちた
ガラス玉は
大きな水鏡のように
心の底に溜まる
その水鏡に映るのは
虹から始まる夜空
終
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