冒険者達の書

□おまけ、超短編小説集
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色とりどりの花が咲き乱れる…此処は妖精の国

♪♪♪

ある日、王様は二人の少女を城に招きました。


一人は緩やかなウェーブのかかった膝下までの金髪に青眼、黄色のミニドレスを装った少女…名前は“フェン”
もう一人は胸までの真っすぐな銀髪に緑眼、青いロングドレスを装った少女、名前は“ユナ”

二人とも、お城に入るのは今回が始めて。とても緊張しているようです

「そんなに固くならなくてもいい、楽にしなさい」

「「は、はい!」」

王様に言われ、同時に返事をするフェンとユナ。少し緊張が解けたのか、フェンはキョロキョロと部屋を見回し、

「私達に何か御用ですか、王様?」

そのフェンの言葉に、王様は一度頷き、改めて真剣な表情で静かに口を開きました。

「実はワシもそろそろ迎えが来てるようでな、お前達のうち、どちらか一人に王位を継いでもらおうと思う」

「それで、何故私達なんですか?」

疑問を感じ、質問を向けたユナに、王様はとても穏やかないい笑顔で快く答えてくれました。

「やっぱ若い娘の方が皆喜ぶと思ってな☆」


※それはオッサンだけです

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