短編部屋

□強制参加型人形遊び
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ここはどこだろう。

全てが暗い部屋に彼女はいた。

「……あー、暗い暗い。とりあえず電気電気。」

銀の髪と緑の目を持つ少女――よくみれば人形である事がわかるだろうが、まぁとにかく彼女は電気のスイッチを探した。
そして見つけた。

「意外と近くにあったなぁ……。」

パチン。
と蛍光灯に命が吹き込まれる音がして部屋が明るく照らされる。

「うわぁ……。」

そして写し出されたのは大量の人形(よく見れば見知った顔もある。)がご丁寧にも少女、孔雀側に頭を向けて仰向けの状態で寝かされている。
……ある種の異常事態を感じる。

「…………………。」

とりあえず、考えてもどうにもならない。
孔雀は見知った顔(一人)を起こすため

「死ぃーちゃぁん♪」

「ひゃぁぁあ!?」

首筋を舐めた。

「な、何何!?誰、何ぃい!?」

とんでもなくパニクっている。
危なく誰かはしらないが、他の人形(赤い髪の軍服)を踏みそうになった。

「落ち着く、落ち着くー!!しんこきゅー!!」

大至急落ち着かせる。
結局30分まるまるかかった。
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