雑食短編

□ぶるーはーつはキミのものー前ー/青エク
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幼稚園から一緒だったキミ

不器用だけど正義感に満ち溢れた、誰よりも優しいキミを

小さいながら俺は愛していた

他の人は悪魔の子だ、近寄るなとキミから離れていくが

なにが悪魔だ。そんなことを言ってるお前らが悪魔だろう!




『りん?どうしてそんな隅っこにいるの?』


みんな外の遊具で楽しく遊んでいる中燐は教室の積み木で遊んでいる

その寂しそうな後姿を見ていられなくて燐の隣に座った


「だってオレが行くとみんな嫌な顔するだろ?」

『オレは燐と遊びたい!一緒に砂のお城作ろうよ!』

「ほんと?」

『うん!』


ニカッと照れながら笑ったその顔は今でも忘れられない

俺の初恋が始まった瞬間だ
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