幻影
□episode 06
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ル「ベラミーッ!!」
町に着いてすぐどこにいるのかわからないベラミーをルフィは大声で呼んだ。ベラミーは逃げも隠れもせず酒場から出てきた。
サ「水狐」
『……』
ベラミーの部下であるサーキース率いる下っ端達がルフィとベラミーの喧嘩を見る蒼波を囲む。
『お前ら、ただではすまないぞ』
サ「あ?」
『ドフラミンゴのマークで好き放題していたようだがそれも終わりだと言ったんだ』
水を手にまといながら言う蒼波。怯みながらもサーキースたちは蒼波に攻撃を仕掛けた。
サ「お前の首をとれば文句ねーだろッ!!」
『とれればな』
“水檻(アクアケージ)”
サ「ガハ…ッ!」
襲いかかってきた人間たちは皆水のかたまりに身を包まれる。当然息ができるはずもなくやがて気を失う。
「み…ミズミズの実の能力者…ッ!!」
『手配書…?』
腰を抜かした男の手から手配書をとると蒼波は口角をあげて笑った。
『クロコダイルを倒して額が跳ね上がったか』
丁度ベラミーを倒し終えたルフィを見たあと腰を抜かしている男に手配書を返し蒼波はたずねた。
『黄金はどこにある?』
「な…なかだ、」
『ありがとう。命がほしかったら早くここから去ったほうがいい。あの男がやってくる前にな』
忠告だといわんばかりの言い方で蒼波は言って酒場へ入っていく。そして黄金を見つけるとルフィに言った。
『戻るぞ、時間がない』
ル「おう!」
(なぁ飯食って帰ろうぜ)(私の話を聞いていなかったのかお前は)(ケチ)(黙れ)
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