ジグソーパズルⅡ
□標的77
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「やるね、凜」
「余裕かましてる暇ねぇぞぉ!!」
「あなたもですよ、Ｓ・スクアーロ！」
『…』
「｢！｣」
凜にしか目が行ってなかった風や雲雀たちの後ろにはエネルギーを拳銃にためたザンザス。
「かっ消えろ」
――ドオンッ
ホテルの最上階に大きな穴があいた。同時に五人は着地した。
「(風だけがダメージを受けている!?)」
よく見れば風以外の人間は誰も傷ついていなかった。
「口ほどじゃないね。大丈夫なの？」
「はい。今の攻防でこの体のサイズの勘を取り戻しました」
『｢？｣』
「んだぁ？負けおしみかぁ？」
「次はミクロン単位で動けそうです」
「ミ…ミクロンだと!?ぶっかましてくれんじゃねぇかぁ!!」
「嘘ではありません」
風は拳法服を脱いだ。その上半身には龍のいれずみがあった。風は独特の構えをとりマーモンははっとなった。
「ヤロォ」
「カスが」
『ふぅん』
「面白くなってきたね」
それぞれが匣アニマルをだし、凜と雲雀はＶＧを構えた。
「いきましょう」
そしてまた攻防が始まった。
「(本当ならじっくりと拳での対話を楽しみたいところです。しかし残念ながら時間が足りない。ここは遠慮なしに圧倒します)」
『！何か来る…』
「｢！｣」
凜の言葉を聞いたスクアーロとザンザスは身構えた。発言した本人はヴァリアーリングに白い炎を灯した。
“爆龍炎舞!!”
火の龍がスクアーロ、ザンザス、凜を襲った。
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