ジグソーパズルⅡ
□標的76
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『大丈夫？ディーノ』
「凜！恭弥も。お前ら敵同士なのにいっしょにいんのかよ」
『いつもって訳じゃないよ』
「会いたい時に会ってるだけだよ」
「相変わらず仲良いな…」
ディーノは落ちたプリントを拾いながら凜や雲雀と話をしていた。凜も仕方なく手伝った。
「ついでに付き合ってくれよ、職員室まで。さっきからこけてばっかでさ」
『いいけど、プリント全部あたしが持つ』
「え？なんで」
『いいから』
「こけてまき散らすと迷惑なんだよ」
『(Σはっきり言ったー…)』
凜はディーノからプリントを受け取り職員室にむかって歩き始めた。ディーノもそのあとを追いかけて歩きはじめた。
『で、ついてくんの？』
「君とそこのあなたを咬み殺すために戦闘開始を待ってるのさ」
「Σこんな時にオレかよっ」
『じゃあ手伝ってよ』
「ヤダ」
「ついてくるだけだったら気が散るから向こうへ行ってろ！ちゃんと後で戦ってやるから。
１時間で仕事片付いたらホテルに戻ってツナ達と落ち合う予定だ!!
どのみちリボーンのためにお前のボスウォッチもこわさねーとなんねーしな」
「ワォ、それをきいて安心したよ。それと凜に攻撃したら許さないよ」
「お前は攻撃すんのにか？」
「僕はいいんだよ。じゃあ後で」
そういって背中を向けた雲雀のあたまに着地したのは風。彼はぺこりと一礼した。
「恭弥はああ言ったが、容赦はしねぇぜ」
『もちろん』
(Σぐあっ!?)(何もないのになんでこけるの…？)
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