ジグソーパズルU

□標的76
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「チャオ!じゃねーな。英語はハローか」


『ディーノ!?』


「ようっ、凜(笑)」



教室に入ってきたのは眼鏡をかけて教科書をもった金髪のおとこ跳ね馬ディーノ。



「新任英語教師のディーノだ。ヨロシクな!」


「ちょっ何!?超かっこいい!!」


「千堂さんとどういう関係!?」


『お…、お兄ちゃんかなぁ?汗』



いきなり迫られた凜は目線を逸らしながら答えを言った。それでも女子生徒たちは目を変えない。



「お兄さんって…、千堂さんと似てないじゃない」


「(いたいとこついてくるなぁ…)」


『い、いとこ!いとこなの!』


「ふ〜ん…」



なんとか山場をこえた凜はふぅとため息をついた。







***






「跳ね馬が?」


『うん』



放課後、凜は雲雀とそんな話をしながら並中の廊下を歩いていた。



「ボスザル達とは仲直りできたの?」


『え?ボスザル?』


「黒い群れの集団だよ」


『ああ、仲直りしたけど…。あれ?』



凜は首を傾げた。



『なんで知ってるの?』


「凜のことなら何でも知ってるよ(クス」



『…//』



顔を真っ赤にする凜を見て雲雀はくすくす笑った。そんな時、派手に誰かが転んだ音がした。



「おー…いてぇ」































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