ジグソーパズルU
□標的74
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「Σげっ、凜」
「ははっ、また大変な奴に会っちまったな」
凜が学校を出ると今度は獄寺と山本に遭遇した。凜はうきうきした様子でふたりをみた。
「てめぇも雲雀同様勝負しかけてくんのかっ」
『恭弥に会ったの?』
「なんとかまいたぜ」
『そ。ツナなら教室にいたよ、急いで行ったほうがいいんじゃない?』
「戦わねェのか?」
『戦ってくれないんでしょ?』
「ったりめぇだ!守護者同士の戦いなんて10代目が許すはずねェ!!」
『でもツナとは戦いたいなぁ』
「Σんなっ!!恐れ多いっ」
凜の発言に獄寺は頭を抱えて首を振った。ツナと戦うということが彼にとってはよほどありえない発言のようだ。
≪戦闘終了≫
『「!」』
戦闘が終わり獄寺たちはほっと息を吐いた、凜がいつ攻撃を仕掛けてくるか気が気じゃなかった様子。
――ピリリリリリ…
『はー「う゛ぉおい!!時計は壊れてねぇなぁ!?」…』
凜は顔をしかめて耳から電話を離した。そんな様子を山本と獄寺は見ていた。
「スクアーロか?」
≪その能天気な声…山本武かぁ!!≫
「なんで距離あいてんのに会話できんだよ…」
『ホントだね…』
山本と電話の距離は普通なら会話できない距離。だけど山本とスクアーロは普通に会話ができていた。
≪う゛ぉおい!!ルナに手ェ出してねぇだろなぁ!?三枚におろすぞぉ!!≫
「ははっ、攻撃はしてねぇぜ♪」
『今から戻るから、報告はそのときね』
そう言うと凜は電話を切った。
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