ジグソーパズルU

□標的74
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『おはよー、恭弥』


「おはよ」



廊下で見つけた雲雀に後ろから抱き着いた凜。今日から代理戦争だというのにふたりともとくに変わった様子はなかった。



「今日は授業受けるの?」


『うん。ツナ達とも話したいし』


「そ。時計は潰されないようにね」


『うん』



凜は雲雀と別れたあと教室に向かった。久々に顔を出した凜に京子は喜んだ。



「コホッコホッ」


『クローム、風邪?』


「最近ずっとああなの。なかなか治らないみたい」


『そっか…』



不思議そうに凜はクロームを見たあと自分の席に腰かけた。



「はよ、凜」


『おはよ、武』


「なァ、凜。凜は代理戦争のこと知ってんのか?」


『うん。ほら』


「バトラーウォッチ!ってことは凜は別のアルコバレーノの」


『そ、敵同士』


「強敵出現だな」



嬉しそうに笑う凜と山本。そんなふたりの会話をきいていたツナはなんとも言い難い表情を浮かべていた。








***






――そして放課後。




「テメェ10代目の守護者なのになんで別チームなんだよっ!!」


『でもヴァリアーはボンゴレだよ』


「ある意味同じチームだけど…」


「まぁ、そうだよな(笑」



放課後になってもまだ時計は戦闘開始音を鳴らさなかった。凜はツナ達と敵チームだというのに普通に会話していた。



「んじゃオレは部活に行くぜ」


『あたしは校内散歩でもしてよっかなー』


「(相変わらず凜は自由だー…)」






























(恭弥のとこにいくのもありだけど)(ツナでも見張ってるかな)






























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