ジグソーパズルU

□標的74
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『ただい――Σうわっ!?』



ホテルに戻ってきた凜。部屋の扉をあけると同時にお皿が飛んできた。凜はそれを避けると矛先を見た。



『お兄ちゃん…』


「腹減った」


『待ってて。なんか作るよ』


「あらぁ?ルナ、あなた料理できるの?」


『ふふふっ、1年会わないうちにあたしは料理を習得したのっ!!』


「じゃあ私もぶんもいいかしら」


『うん!』


「オレも♪」


「それじゃ僕も」


「おれももらう」


「オレもだぁ!」


『結局全員じゃん』



という訳で台所に向かった凜。材料は山のように揃っていて材料にこまることはないだろう。



『じゃあ肉じゃがに…、ハンバーグかな』



ほぼ1年前から今もずっと雲雀にお弁当を作ってきた凜。ルッスーリアからエプロンをかり凜はつくり始めた。






凜が台所にいる間、スクアーロ達は話をしていた。



「あいつ、昔みたいによくわらうようになったなぁ」


「ボスが戻ってきたからだろ」


「そうねぇ。でも少なからず沢田綱吉の影響もあると思うわよ」


「そうだね。僕もそう思うよ」


『みんなぁ、できたよ!』



凜はつくった料理を手に戻ってきた。そんな凜をみてにやにやと笑みを浮かべるザンザスを除くスクアーロ達。



『何?』


「昔よりルナが笑うようになったっていう話をしてたのよ」


『そーかな…』


「そうだよ」


『そんなことよりはい!食べてっ』


「あら、美味しそうねvV」


『いっぱい食べてね』


「しししっ庶民料理」


『あ゛!?黒』


「すいません」



ザンザス達は凜のつくった料理を食べた。意外にも美味しかった料理にスクアーロ達は食事を進めた。



『どう…?お兄ちゃん』



凜はザンザスにおそるおそる訊ねた。



「…うまい」


『ホント!?よかった(笑)』






























(残さず食べなきゃ殺しちゃうゾ)(笑顔でなんつーこと言ってんだぁ…)



























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