ジグソーパズルⅡ
□標的70
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『なんか多くない…？』
ザンザスを除いたヴァリアー幹部たちが飛行機に乗っていた。もちろん貸切のスイートルームだ。
「問題発生だとよ」
『問題？』
ベルの言葉を聞いた凜は首を傾げてスクアーロを見た。
「フランを他の組織も狙ってるって情報が入った。念には念をだ」
『ほかの組織…』
「ふ～ん、そいつそんなに有望なんだ。だからって別に興味ないけど」
「つっても未来のカエルより10歳も若いんだしただの鼻タレ小僧だぜ、きっと」
『なんか嬉しそうだね、ベル』
「あいつにはカリがあんのよ、王子的に！」
『(なーんか変な予感が…)』
何かの予感をかんじた凜はひとり考えていた。
＊＊＊
――フランス。
「こりゃまたすんげード田舎だな」
「目立たないよう私服風隊服できて正解だったわね」
「フランは祖母の家に預けられているらしい」
私服風隊服(っていっても結局黒色)をきて歩く凜たちはフランの住んでいる家に向かった。
「フランなら川の上流に行ってるわ」
『その川はどこに？』
「ここを北にいったところの山よ。それよりあついでしょ？上がってお茶でも…あら？」
おばあちゃんが振り返ったときにはもう凜の姿はなかった。
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