ジグソーパズルU

□標的70
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『おにーちゃーんッ!vV』



凜は食堂につくなり座っていたザンザスに飛びついた。ザンザスはとくに表情を変えず凜を見た。



『ただいま(笑』


「…ああ」



久々の兄妹の再会にスクアーロ達は笑っていた。



『で、何で呼び出したの?』



ザンザスから離れたあと凜達は食事をし始めた。



「今日テメェらを集めたのは他でもねェ。うちの新しい幹部候補生をスカウトするためだぁ」


『お』


「なぬう!?」


「ま♪」


「ん?」


「新しい幹部?」



反応は人それぞれだが凜は嬉しそう。対してマーモンは不思議な表情を浮かべていた。



「人選はすでに終わっている。お前達も未来でのミルフィオーレでの戦いの記憶を持ってるはずだぁ。お前は直接あったはずだ、ルナ」



『フランのこと?』


「「Σぶっ!!」」


『Σきたなっ』



ベルにルッスーリアにレヴィは口に含んでいたものを噴出した。それほどにまで“フラン”という名が衝撃的だったようだ。



「10年後のオレを“堕王子”とか“王子(仮)”って言いやがったあのクソガエル…?」


「そうだぁ」


「10年後の私に“変態クジャクオカマ”って言い放った子かしら」


「そうだぁ」


「レヴィのことキモイエロイグロイヒゲハナゲ死ねって言ったあのカエルかよ!」


「Σそこまで言っとらん!」



いつもと変わらない光景に凜はくすくすと笑みを浮かべた。そんななかひとりおいてけぼりをくらっているマーモン。



「なんのことだい?ルナ」


『ああ、マーモンは知らないんだっけ』



未来ではマーモンは死んでいたためフランの存在は知らなかった。



『あたしや恭弥たちは未来に行ったから直接記憶はあるんだけど、スク達は記憶だけ現実とリンクしてるんだよ』


「そして共に戦ったフランも現在のオレ達とおなじように未来の経験や記憶をもってるはずだぁ」



つまりいまフランを入隊させれば間違いなく即戦力になる。スクアーロ達からしてもいれないてはない。



「隊長心広いなー。あのカエルが“アホのロンゲ隊長”って言ったのは許すんだー」


「うそをつけぇ!!」


「うむ言ってた」


「それはてめぇらの言ってたことだろぉ!!」


「私も聞いたことあるわよスク♪」


「るせぇ!!」



がやがや騒ぎ始めたスクアーロ達をよそにマーモンは何かを考えていた。前の席の凜はそんな姿をみていた。



『(そういえば…)』



凜はDとの戦いでみたT世の記憶を思い出した。































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