ジグソーパズルU

□標的69
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「デイモン!!」


「私は逃避など恥じていない」



己の肉体への執着を失くしたデイモン。彼がこの時代まで生き延びてきたのは器を変えて憑依を続けてきたからだ。



「私は進化する。次に会う時はいまの何倍も強く会っているだろう。その時がお前達の最後だ」



デイモンの手から黒い炎が出た。



「首を洗って待つがいい」







――グンッ







「逃がすか」



デイモンは上から来た重力により地面に押し付けられた。



「(動けぬ!このままでは焼かれる!!)」


「……やめよう」


『「!」』



何を思ってかツナは重力からデイモンを解放した。



「これ以上お前を殴った失くしたものは元には戻らない…。大人しく捕まって罪を償ってもらう」


「ツナ君…」


『また甘いことを…』



凜は怒りを通り越してあきれたように頭を抱えた。



「第8属性の炎が消えていく!!」



第8属性の炎が消えて行くと同時に地面に倒れていたデイモンから炎が噴き出しデイモンは立ち上がった。



「私を引きとめたことを後悔しなさい」


「大地の重力がきかない!」


『逃避のための炎を肉体に回したんだ』


「Dの奴、腹を括ったな。真っ向勝負するつもりだ」



ツナとデイモンの炎が大きく膨れ上がった。



「加減はしないぞ」


「調子に乗るな」


「いくぞ!!」


「死ね!」



互いに走り出し大きな炎をまとった。






――ガキッ






『「!?」』































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