ジグソーパズルⅡ
□標的67
4ﾍﾟｰｼﾞ/8ﾍﾟｰｼﾞ
「ヌフフッ、次はこれです」
「雨のＶＧ!!」
“Ｄ破斬(デイハザン)”
いくつもの刃がツナと炎真に向かって行った。炎真とツナは拳をぶつけて攻撃を避けた。
「鬼ごっこなら」
次に繰り出してきたのはアーデルハイトの技。地面から何人もの兵隊があらわれた。
「アーデルの技をよくも!!」
“大地の重力”
炎真の出した球。それが兵たちを引き寄せ動きを封じた。その間に炎真はツナに目で何かを合図した。
「よしナッツ、形態変化だ!!」
“Ⅹカノン”
「当たりませんよ」
ツナの攻撃は見事にさけられた。だが炎真の出した球体が重力をつかってまるで生きているかのように操っていく。
「何っ」
――ドォオンッ
攻撃が当たった。
「見事なコンビネーション技だな」
「そんなこと打ち合わせもせずにとっさに？」」
「二人の対戦の積み重ねがあってこそですよ」
「もうあいつらはダメダメコンビじゃねーな。次世代のボンゴレとシモンの超(ハイパー)コンビだ！」
「フヌーン、今のは意表をつかれましたね」
『また…』
ツナ達の攻撃を塞いだのは嵐のＶＧ。デイモンには傷一つ負わせることができなかった。
「よろしい。では本腰をいれるとしましょう」
『｢!!｣』
大空と雪、大地と光属性以外のＶＧとシモンリングを発動させた。
「塵もつもれば山となる。守護者の能力が積もればこうなります」
“完全装備Ｄ(アルマメントコンプリート)”
「更にこんな私が６倍に増えたら生き延びられますか？」
完全装備したデイモンが６人になった。どこれからも12属性の強力なちからが感じられた。
「行きましょう」
そんな６人のデイモンがツナと炎真に襲い掛かった。
「凜」
『ルイ？』
「私に考えがあるの」
『…』
．