ジグソーパズルU
□標的67
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「ツナ君の父さんがどんな人だとしてもツナ君とは関係ない。だってツナ君は何があっても絶対に裏切らないから」
炎真はそういい切った。その言葉に驚くツナ。リボーンやクロームは優しい笑みを浮かべていた。
『もう何言っても無駄みたいだけど』
「そのようですね。
いいでしょう。どのようにして古里炎真の家族が殺されるに至ったか事実を教えましょう」
『事実…?』
「7年前、ボンゴレと関連の深いファミリーのボスの家に銃弾がぶち込まれた。ご存知ですか?この事件」
「7年前…」
夜月は顎に手をあてて考えた。凜もなんとも言い難い表情を浮かべていた。
『あ』
「なんだ?」
『7年前、家光が関わった事件にそんなのがあったってラルが言ってた』
「血の洪水事件ですか?」
『それそれ!』
「なんだそれは」
ツナは興味深そうに凜に訊ねた。凜は少し間を空けたあと思い出せなかったようで夜月に助けを求めた。
「使われた銃の弾痕から持ち主はある古美術商だったそうです」
「その古美術商こそ炎真の父、古里真だったのです」
夜月の言葉に続けてデイモンが言った。
「チェデフが捜査を始めてすぐに事件が起きました。家光様の部下12人がホテルのエレベーターのなかで惨殺されていたのです」
その血は最上階から地下まであふれあまりの惨状に血の洪水事件と呼ばれた。それからすぐに家光は姿を消した。
「そしてその夜、古里真の家が襲撃されました。
血の洪水事件と同じような残酷な殺し方でに古里真やその妻、娘のの遺体がみつかりました
もちろん家光様は一家殺しの関与を否定。
事件は迷宮入りとなりました」
「そう。それがボンゴレに記録されている事件の全貌です。ただひとつ付け加えたいことがあります」
『古里炎真の家族を殺したのは家光の姿に化けたD・スペード』
「「!」」
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