ジグソーパズルU

□標的66
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「さぁ、終えましょう。君達の世代を」


「デイモン…、よくもシモンのみんなや僕を騙したな!!」


「ヌフフ」


「D・スペード!!」



全員が自分の武器を構えた。だけどひとりだけその攻撃を参加しないものがいた。



「あれは骸様の体!!攻撃しないで!!」


「クローム…」



姿じゃ変わっているとはいえ骸の体に違いはない。そう思うと攻撃することに迷いがではじめたツナ。



「いけない。そのようなレベルではないのですクローム」


「骸様!」



骸はツナの前にたつクロームを攻撃して言葉を続けた。



「僕の体を手に入れたことであの男は自分と僕を足した以上のとんでもない力を手に入れた。最早人ではない…」


「でも…」


「ここにいる全員がかかっても相手にできるかどうか。おれはもう化け物」


「骸…様…」


「あなたは当然わかってますね?沢田綱吉」


「!」


「今もてる限りの戦力で全力で立ち向かわなければ全て失う」


「…わかった」



ツナの答えを聞くと獄寺や山本は再び戦闘態勢に入った。



「そうと決まりゃ」


「はじめましょう」


「!!」


「逃げろ!!」



ツナ、クローム、炎真は獄寺たちによりなんとかデイモンの攻撃をよけきれた。だが爆発と同時に獄寺、山本、ジュリーは姿を消した。



「牢獄からD・スペードが来た時と同じ炎を感じた。さてはどこかにとばしたな」


「さすが鳥となっても六道骸。あなたの言うとおり彼らはこの穴より私の創った幻覚世界に行ってもらいました」


「そんなこと…」


「彼らには語りべになってもらわなくてはならない。沢田綱吉の悲惨な最期を目撃し語り継ぐ」







――ビュッ





長い鎖がデイモンに向かっていった。デイモンは簡単にそれをよけた。



「語り継がれるのは君の死のほうだよ」


「ヒバリさん!」


「手を出さないで小動物」


「凜…」


『いいんじゃない?別に。輝いてるし』


「(確かに…)」



手加減して戦わないとわかれば雲雀は心なしか生き生きしているようにも思える。凜はツナに言われても雲雀をとめようとはしなかった。



「似ている。見えば見るほど初代雲の守護者アラウディに。この時代にそのような男と戦えるのはまったくもっておつですね」


「「Σひっ」」


『おい…(呆』



デイモンの体には大きな口と目。ツナと炎真はあまりの気味悪さに凜の後ろに隠れた。凜は呆れたようにふたりを見た。



「いいね♪」


「どうです?どうせならあなたの恋人、雪の守護者もいっしょに戦ってみては」


『遠慮しとく。あとでいい』


「おや。いいのですか?彼が殺されても」


『死ぬのはあなたよ』


「そうですか。ボンゴレいちの最強タッグと戦えると思ったのですが」


「あれは紅葉の森属性の葉のカッター!!」



無数の葉が雲雀に襲い掛かった。そして次はシットピーの沼属性の技が雲雀の動きを捕えた。



「なんでシモンの属性を…」































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