ジグソーパズルⅡ
□標的60
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シモンの独断行動により戦局が劣勢になったと敗戦の責任を全て生き残ったシモンファミリーに被せ戦犯扱いにした。
「それから残された我がファミリーが見てきたのは地獄!!」
マフィア界からはさげすまれ、
主要なコネクションも全て断たれ、
永遠の罪人として日陰からでることを許されなかった。
「ま、まってくれ!!そんな話はきいとらん!!大昔に友好はあったが自ら海外へむかったファミリーだとしか、」
「言うと思った。しりませーん！きいてませーん！」
「…！」
加藤ジェリーに初めて目を向けたクロームは冷や汗を流した。
「どうだいツナ君。君の体には裏切りもののボンゴレの血が流れているんだ」
「ボンゴレの血が流れていることは否定しない。
過去にボンゴレファミリーとシモンファミリーの間に起きたことも今のオレには確かめられない。
それでもひとつだけ命をかけて言えることがある」
――ボンゴレⅠ世はそんなことをする男じゃない!!
「貴様らボンゴレの話に耳をかすつもりはない。話すのは我々だ」
「シモンファミリーはここに宣言する。
古里炎真が10代目のシモンボスを継承しボンゴレへの復讐を果たすことを誓う。
この戦いはシモンの誇りを取り戻すための戦いだ」
「今こそ我々の本当の力を見るがいい」
「くるぞ!!」
シモンたちは皆自分のリングに“罪”のなかの液体をかけた。同時に大きな力があふれ出た。
(ホントにあのエンマなのか…？)
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