ジグソーパズルⅡ
□標的59
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「ふざけんじゃねェッ!!凜がテメェらなんかに負ける訳ねェじゃねェかっ!!」
「これを見ても同じことが言えるか？」
「っ!!」
ツナ達の前に出されたのは凜のボンゴレリングと血のついたカーディガン。
「奴は最初から私たちを疑っていたようだ」
「私が雲雀さんといるところを見てたみたいだからね」
「！」
雲雀は思い当たるふしがあるのか難しい表情を浮かべていた。だが彼はいまにもとびかかりそうな勢いだ。
「凜はどこにやったんだい？」
「私たちのアジトにいるわ。最も生きてるかはわからないけど」
「！リングが…っ!!」
風瀬ルイはアーデルハイトから凜のリングを受け取ると力を籠めて破壊した。その破片は地面に散った。
「どうしても必要なもだったんだ。力を取り戻してボンゴレに復讐をするために」
炎真は“罪”のなかに入ってあった液体をリングにかけた。リングはその大きなちからを露わにした。
「そ…そんな、わからない…。なんでだ!!」
ツナは額に炎をともし言った。
「なぜあんなことをっ!!」
「彼らがボンゴレの君の守護者であることにかわりはないんだ。当然の報いだ」
「なにっ」
「本来ならば継承式までは生かしておくつもりだった。我々にとって“罪”を奪うまでは敵に悟られぬことが最優先だったからな」
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