ジグソーパズルⅡ
□標的59
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山本が運ばれた病院にはシモンとツナ達とその守護者が集合していた。
「夜月…、凜はどうしたんだ？」
獄寺は現れた夜月にたずねた。夜月は首を振り何とも言えない表情で言った。
「今朝出て行ったきり、見ていません」
「そんな…まさか、」
その場にいた誰もが嫌な予感をおぼえた。だけど誰一人その予感を的中させるための証拠を知らない。
「ルナ様がいない…？」
「護衛についてたんじゃねぇのかよ!!」
獄寺はキリアの胸倉をつかみ怒った。だが彼女自身、自分の大切な上司を守れなかったことが悔しかった。
「…獄寺くん、やめよ」
「…ちっ」
掴んでいた手を離し獄寺はあやまった。周りにいるシモンの連中をみたあと少々険しい表情を浮かべた。
「ボンゴレ10代目の守護者を倒すほどの強者となるとギーグファミリーを倒した犯人と同一と考えられますね」
「アーデルハイトの言うとおりだ。ってことは結局犯人はわからずじまい…」
「いいや、犯人を見つけることは可能だぞ」
「｢！｣」
リボーンの言葉に一同は騒然となる。
「ちっとボンゴレの機密に関わる。シモンは席をはずしてくれねーか？」
「我々も教えてもらったほうが協力しやす「必要ない」！」
「ありがたいが、ボンゴレの問題だ」
「…そうですか」
しばらくにらみ合ってからアーデルハイトは出て行った。
「夜月」
「はい」
「ボンゴレに代々受け継がれるものがある。何か知ってるか？」
「罪…ですか？」
「ああ。それが山本の残した言葉だ」
「何スか？デリットって…」
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