ジグソーパズルU

□標的55
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メローネアジトから少し離れた場所に夜月と凜はいた。


『夜月にはお世話になったね』

「いえ、執事として当然のことをしたまでですよ」


夜月はニコリと笑みを浮かべる。その笑みを見た凜もつられるように笑みをこぼした。


『十年経ってもあなたは私の執事として生きてくれていた。だから今度は…!』


凜は言葉を詰まらせる。夜月が凜にキスをしたからだ。夜月は悪戯が成功した子供のように無邪気な笑みを浮かべ人差し指を口に当てる。


「私はいつでもあなたに仕えておりますよ。この先なにがあってもそれだけは約束できます(ニコ」

『…ありがとう、夜月』

「お気をつけて」

『うん(笑』


































(恭弥に見られてなくてよかった)(何が)(…いたの?)(悪い?)(全然)(……)(なに…?)(何か隠してるね)(Σ)































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