ジグソーパズルⅡ
□標的49
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「そっかー、デイジーにとりかぶとまでやられちゃったか」
ここは日本国内のとあるホテル。そこには敵の頭である白蘭の姿があった。
「バーローめ!!やっぱり不動産屋にいやがったのか!!」
「バーカ」
「申し訳ありません。ブラックスペルのγ兄弟を想定していませんでした」
川平に騙されたザクロは地面を叩きながら悔しがる。隣にいたブルーベルはザクロをバカにしていた。そして桔梗は白蘭の前で膝をつき話を続ける。
「ボンゴレ匣はどう？脅威になりそう？」
「いいえ、確かに驚きはしましたがボンゴレの雪の守護者のほうが脅威とよべるでしょう。この時代の彼女よりはるかに面倒です」
「凜チャンか…、益々欲しくなるね♪」
白蘭は嬉しそうに言う。そんな姿を桔梗はなにも言わずに見ていた。すると白蘭は倒していた体を起こし電話に手をかける。
「次は僕も出るつもりだからよろしくね。今回の戦闘でユニちゃんを手に入れるために最後の手段が必要だってはっきりした」
≪白蘭様≫
「アイリスちゃん、やっぱりあれを出すことにしたから行ってあげて。30分前に復讐者と取引はしてあるから」
「｢!!｣」
白蘭の言葉に驚くザクロ達。そして彼等は“あれ”の存在に恐怖を感じるのか白蘭のやろうとしていることを止めた。
「僕はあと半日もすれば元気になる。急いでこっちに送り届けてよ。あ、彼の扱いには気をつけてね」
(待ってなよ凜チャン)
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