ジグソーパズルU
□標的47
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『あれは嵐の、』
「ザクロですね」
嵐の炎を手にともしながらザクロは現れた。前に出ようとした凜を止めるようにスクアーロが手を前に。
「お前はユニを守ってろぉ」
『でもスクじゃ「いいから」…』
凜は出かけた言葉を飲み込むとスクアーロの言うとおり後ろにさがりツナたちのところへいった。
「てめーらじゃ役にたたねぇ。ユニを連れてさっさとここから去れ!!」
『…』
「凜…」
『…行こ』
「でも「わかんねぇか!!」…!」
ゴアアッ
ザクロの出す見えない嵐の炎を雨の炎で相殺していたスクアーロ。彼がいなければ今頃ツナ達は灰になっていただろう。
『行こう』
「けどスクアーロが「大丈夫」!」
『…あたしは信じる、スクのこと』
「…みんな行こう!」
「けどよ、ツナ」
「凜が大丈夫って言ってるし、きっと大丈夫だよ」
「…そうだな(笑」
ツナ達はザクロの居ない方向へと走っていく。だが凜はまだ残りスクアーロの後ろ姿を見ていた。
『…お兄ちゃん達、絶対来るよ』
「だろうなぁ。あのクソボスがお前を見捨てるとは思えねェ」
『…そうだね(笑』
「たったといけェッ!!クソガキ!!」
『もー、うるさいな』
凜は足を進めていくが再び足を止めた。
『死なないでね…、』
「ったりめーだ」
(例え未来の世界でも)(スクアーロはあたしの大切な家族なんだから)
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