ジグソーパズルⅡ
□標的47
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『ルッス！』
≪まァ、ボロボロね。ルナ≫
手当をしながら通信室で会話をする凜。その隣にはスクアーロの姿もあった。
「腕の立つ奴をすぐに日本へ送れェッ!!」
≪そんなこと急に言われてもーん≫
「敵の主力がこの並盛に集まってんだぞ!!」
≪それはとってもそそる話だけど、ヴァリアーはいま各地で行われたミルフィオーレとの後始末やら残党狩りでてんてこまいなのよ≫
『キリアは？』
≪いまも部隊引いて残党狩り頑張ってるわ≫
「だったらキリアに任せてこぉい!!」
『お願いルッス!!』
必死にお願いするもルッスーリアはなかなか首を縦にふらない。後始末や残党狩りが余程忙しいようだ。
「フランはどーした!!奴の幻術は必要だぁ!!」
≪フラン？えーっと…あの子確か女のところへ行くって言ってたわねぇ≫
「女だぁ!?」
『フランって…？』
≪マーモンの後任、霧の守護者よ≫
「どーでもいい!!んな話し!!」
『Σいたッ』
スクアーロはどうでもいい話をする凜の頭をドスッと殴った。凜は殴られた頭をおさえながら涙を浮かべる。
「あんのクソガキッ!!いいから連れてこい!!」
『あれ…？通信が、』
電波障害か映像が切れた。凜とスクアーロは顔を見合わせて首を傾げた。
ヴーヴーヴー
警告音が基地に響きわたりツナ達は通路に集まる。急な停電に驚きながらも何事かと話し始めた。
「何か来ますね」
『敵…？』
夜月の言葉を聞いた凜とスクアーロはツナ達の元へ行くと構えた。同時に壁を破って男が現われた。
(結局ルッスに話しって通じたのかな)(知るかぁ!!)(うるさい)(仲がよろしいですね、おふたりとも)
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